最近ビーズ刺繍にハマってから、刺繍にはいろいろな種類があるということを知りました。
昔からの歴史があるものや、人々の生活に根付いているもの、調べていくと本当に奥深い刺繍の世界にどんどん引き込まれていきますね。
この記事では、世界の刺繍の特徴についてまとめています。
目次
さまざまな刺繍の種類
オートクチュール刺繍
オーダーメイドドレスなどの装飾に使われてきた伝統的な刺繍。ビーズやスパンコールなどを使い華やかな仕上がりに。特殊なかぎ針を使うリュビネル刺繍がよく用いられる。
オーガンジー刺繍
オーガンジーと呼ばれる透け感のある生地に装飾する刺繍。外側にふちを施すのが特徴。透け感のあるデザインでとえも繊細で可愛らしい印象に。
刺繍を切り抜いてアクセサリーを作ることも可能です。
クロスステッチ
糸をクロスするように刺していく刺繍です。マス目に沿って作っていくので、初心者さんでも綺麗に仕上がりやすいです。

リボン刺繍
その名の通り、糸の代わりにリボンを使う刺繍です。リボンを使うことで、立体感がある刺繍をすることが可能。
スモック刺繍 北欧・ヨーロッパ
生地に細かくひだを作り模様を付けていく刺繍。立体的で陰影がでるのが特徴。
スウェーデン刺繍
布の折り目に糸を通して模様を作っていく刺繍。布目に沿って単純なパターンを繰り返していくので、初心者さんでも挑戦しやすい刺繍です。
レジェール刺繍 フランス
レジェールとはフランス語で軽やかな、という意味。薄く軽いシースルーの麻布を使い織り糸をかがっていくことで、幾何学模様を作り出していきます。
ニードルポイント
キャンバス布という少し固めの生地に、ウール糸を使い全体を刺していく刺繍のこと。しっかりと厚みのある上品な仕上がりに。
ハーダンガー刺繍 ノルウェー
布目を数えて作っていく刺繍していき、残った糸をかがるのが特徴の刺繍です。太さの違う2種類の糸をを使うことが多く、力強さと繊細さ両方の印象を併せ持つのが特徴です。
刺し子 日本
藍色の布に白い糸で線を描くように刺繍していきます。衣服の補強や保温のために重ねた布を刺し縫いしたのが始まりのようです。素朴な美しさが特徴。

モラ
モラとはパナマ先住民「クナ族」の民族衣装に使われている刺繍です。何枚もの布を重ね切り込みをいれていく、逆アップリケの手法を用います。原色の鮮やかな色彩が特徴。
カロチャ刺繍 ハンガリー
ハンガリーのカロチャで伝統的に行われている、花などを主要なモチーフとする色鮮やかな刺繍。刺繍枠を使わず、図案の大部分をサテンステッチで仕上げるため、少し立体感がでるのが特徴。

マチョー刺繍 ハンガリー
ハンガリーの北東に位置するマチョー地方の伝統的な刺繍。同じくハンガリーのカロチャ刺繍と似ていますが、原色を多く使うことや、ベースに黒い生地を使うことが多い点が特徴です。
イーラーショシュ ルーマニア
イーラーショシュはトランシルヴァニア地方の伝統刺繍です。赤や黒、青、白などの単色のステッチと、パキっとした太いコードのようなラインが特徴。
ヤオ刺繍 タイ
ヤオ族の民族衣装に使われている伝統的な刺繍。インディゴ生地に鮮やかに施された刺繍が特徴です。
カシミール刺繍 インド
インドで最も有名な刺繍のひとつで、主にショールやストールに刺繍をした工芸品です。カシミール刺繍の中でも特に有名なのが、繊細なデザインが魅力的なソズニ刺繍。ソズニ刺繍は細い針を使い刺繍を施していく技術です。
まとめ
今回は世界のさまざまな刺繍について調べてみました!それぞれの特徴があって刺繍の世界は奥深いですね。お気に入りの刺繍を見つけて生活に取り入れてみてはいかがでしょうか♪