働き方

【繊細さんにも】HSPに向いている仕事とは?【体験談】

最近耳にすることが多くなった”HSP”(ハイリー・センシティブ・パーソン)
視覚や聴覚などの感覚が敏感で、刺激を受けやすいという特性を生まれつき持っている人のことを指します。
繊細な感覚を持っているため社会生活においてとても疲れやすく、そんな自分を責めてしまうひとが多いようです。

職場の環境や人間関係がこわい。疲れてしまって仕事が続かない。
自分に合う仕事はないのかも⋯

HSPや繊細さんのこんな悩みにお答えします。

HSPとは?

HSPの特徴

  • 人と会うと疲れる
  • 気候や気圧の変化に弱い
  • 人の気持ちに振り回されやすく共感することが多い
  • 大きな刺激が苦手
  • 人とくらべて落ち込む
  • 大人数が苦手
  • よく眠る
  • 些細な変化に気が付きやすい、感覚が鋭い
  • 他人からどう思われているか気になる
  • びっくりしやすい
  • 芸術や自然などに深く感動する
  • 責任感が強い

こういった繊細な特徴から、緊張しやすく疲れやすかったりいやな思いをすることも多いようです。
ストレスが積み重なり、うつ状態などになってしまうこともあります。

  • 人間関係がうまくいかず傷つきやすい
  • 疲れやすく、
  • 回復に時間がかかる
  • 自己肯定感が低くなりやすい
  • 人の顔色をうかがう
  • 人といると緊張する
  • 自分のペースが乱れると混乱する
  • 人前で何かをするのが苦手

★HSPは病気ではなく気質。自分の苦手や対処法を知っておくことで少しでもラクに

HSPの仕事選びのポイント

チェックしたいこと

  • 周りの環境

音はうるさくないか、温度は快適か、清潔が保たれているか、人一倍感覚が鋭いHSPさんは環境がいちばん大事。

  • 周りの人

一緒に働く人は何人くらいか、つきあいやすい層の人が多い職場を探す。
例えば、あなたが若くて同じくらいの年齢の人が苦手なら、若者に人気なカフェはやめておこうなど、苦手な環境に身を置くことをなるべく避ける

  • 就労時間

できたらあまり長すぎないほうがおすすめ。残業なども少なく、仕事とプライベートのバランスをしっかり取れる環境が必要。

  • 通動時間

なるべく近いところがいいでしょう。特に満員電車での通勤はHSPさんにとってはかなり疲れるものです。あまり会社に近すぎても休まらないので、電車で30分圏内が望ましいでしょう。可能であれば自転車通勤やマイカー通勤も考えてみるのもいいかもしれません。

  • ひとりで集中してできるか

一通り仕事を教えてもらったらある程度ひとりで作業させてもらえるかどうか。人に見られていると緊張してなかなか普段通り作業できないHSPさんも多いです。

自分はどういう場所だとリラックスできるのか、避けたいのはどんな環境かを知ることが大事。

くHSPさんがやってはいけないこと>

・苦手なことを克服しようと無理しすぎること
・疲れる環境に長くいること
・ひとりで悩みつづけること
・休みをしっかりとらないこと
・夜更かし

HSPの人にむいている仕事

データ入力

ひとりで取り組めるのでおすすめ。働く環境やタイミングを自分で選べるのがいいですよね。
データ入カの仕事はクラウドソージングのサイトで見つけることができます。(ランサーズやクラウドワークスなど)

webライター

文章を書くのが好きな人におすすめ。スキルアップしつつつ働くことが可能です。
ぐるぐる思考にはまりやすいHSPさんには、自分のためにも文章を書くことはおすすめ。

文章を書くと頭の中がすっきり整理されて気持ちいいですよ♪

プログラマー

少し難しいスキルがいりますが、深く思考することができるHSPさんには向いている仕事といえるでしょう。

バナーやチラシの作成

デザインツールの使い方を覚えれば作成することができます。色の感覚も豊かな人が多いのでデザインもむいているのではないでしょうか。どのように魅せたいかじっくり考えてデザインができあがっていくのは楽しいですよ。

ポスティング

ウォーキングがてらお仕事をすることができます。身体の緊張から強張りが起きやすいHSPさんには適度な運動がとても大事。沢山動いて生活バランスも心身のバランスもよくなります。
今は歩くだけでポイントが貯まるアプリなどがあるので一緒に使えば、働いているだけでポイントまでゲットできちゃいますね♪

webデザイナー

幅広い知識が必要ですが、その分飽きずに続けられます。問題を自分で解決していく力が必要なので、じっくりと物事を考えられるHSPさんにはむいているかと思います。

実際に私もwebデザインをやっていますが、オンライン上で仕事が完結するときが多く、自分の作業にひとりで集中できるのが嬉しいです♡

清掃員・ベットメイキングなど

お客さんとあまりかかわらずにお仕事できるので、精神的な負担が少ないです。体力は結構必要ですが、体を動かすので夜はほどよい疲れでぐっすり眠れます。
知り合いでも、HSP気味の人や人と関わるのが苦手な人はバックヤードのお仕事をしていることが多かったですね。時間も短時間〜なので、社会復帰にもちょうどいいかもしれません。

多忙すぎる営業職でずたぼろになったあとに、リゾートバイトでホテルのベットメイクや浴室清掃のお仕事をしました。ベットメイクや客室清掃は意外と時間に厳しかったりしますが、大浴場の清掃はひとりでのんびりできてよかったです♪

ライン作業や仕分け作業

工場などでの繰り返し仕事が主です。内容は業務によって違うので、日雇い派遣などで体験してみて自分に合うものを選ぶといいと思います。もくもくと作業したい人におすすめ。通販が好きな人は通販のピッキング作業などもおすすめです。Amazonさんは完全に一人作業でストレスフリーでした。運送会社の書類仕分け、お花の仕分け、年賀状仕分けなどもやりやすかったです。

駐禁対策の補助

仕事内容はトラックの荷物の積み下ろしの間、車で待機しているだけ。待機中は起きていれば何をしてもいいので、私はブログを書いたり勉強したりしていました。女性であれば重いものの積み下ろし作業などはほとんどありません。手伝いはごみを片づける程度。運転手さんによって相性などはありますが、みなさんお仕事に一生懸命でこちらのことはそんなに気にしていません。

派遣会社などのお仕事募集なとでみつかりますが、人気が高いようなのですぐ埋まってしまう仕事のようです。

ガソリンスタンド

意外とむいているかも?!と思ったのは、ガソリンスタンドのお仕事。二日で忙しい時間は天体きまっており、あとはほとんと一人か他のスタッフと過ごすことが多いです。お客さんと接する時間も短く、話すことも短く決まったことばかりなので気が楽です。

外で時間をすごせるので自分のパーソナルスペースが保たれ、仕事しやすかったです。
お客さんが来ないときは考え事してぼーっとすごしてました(笑)意外と体力もそんなに必要ないんです!

芸術家

HSPさんには適職診断で「芸術家タイプ」と診断される人も多いのではないでしょうか。
そんなこと言われても⋯と思いますよね。しかし、今は個人の作品を販売できる場所が沢山あります。はじめから有名になることは簡単ではないかもしれませんが、自分の思いを芸術にのせて発信することで、少しでも何かかわるかもしれません。
自分の得意なことを集中してやることでいきいきと仕事ができるのはHSPさんの強みです。

小説家

深く考えられる性質と、コツコツ物事を続けられる性質が、HSPさんにピッタリですね。
ブログやサイトにアップすることで人に届けることができます。

図書館司書

静かで人も少なく、温度調整もきちんとされた環境で働けます。刺激に疲れやすいHSPさんにはもってこいの環境ですね。司書の資格がないと働けなかったようですが、今は派遣などからも応募できるようです。

いろいろな本に出会えて楽しそう!一度やってみたいお仕事です。

動物や植物にかかわる仕事

こころが優しく人や動物などに寄り添えるHSPさん。細かいことにも気が付きやすいので動物や植物のお世話などのお仕事にも向いていそうです。なぜかこどもや動物にもなつかれることの多いHSPさん。その優しさが感覚が繊細な相手にもまた伝わるのかもしれないですね。

向いていなかった仕事

営業職

多くの出会いがあり、相手の役に立つことができる重要なお仕事ですが、HSPさんには少し刺激が多いかもしれません。相手の顔色をうかがったり、怒り出す人の対処をしたりとやっぱり対人関係のストレスがあると苦しくなりやすいですよね。

営業職をしていたときは、帰宅中に疲れて涙がでてくるほど毎日疲れてしまっていました。
そんな状態でも、できない自分が悪いに違いないと頑張り続けた結果、心身を壊してしまったのです⋯。

事務職

マルチタスクが多く、人前での電話や応対などもあるので、混乱してしまう人も少なくないかもしれません。やることがある程度マニュアル化されていて、なるべく一人で作業させてもらえる環境があればまた違うかもしれませんね。

上司から常に見られているデスク配置だったのも、本当に毎日緊張しました。
緊張と混乱、疲れでミスが増え、自分を責めるの負のスパイラルにはまってしまいました。

忙しい接客業務

ホテルのフロントや、忙しい飲食店などの接客業務は結構消耗してしまう人が多いみたいですね。
周りの刺激と、体の疲れにダブルでやられてしまいます。ゆったりとした、個人経営のカフェなどはいいかもしれません。

まとめ

今回は、HSPさんや繊細さんに向いているお仕事を体験談を交えて紹介しました。
大事なのは、つらいときに自分を責めるのではなく、自分にあった環境をみつける努力をすること。
休みつつ、ゆっくりでいいので、自分が少しでも安心して過ごせる場所をみつけてくださいね。

あなたのいいところを十分に発揮できる場所に出会えますように⋯。きっとあなたなら大丈夫♡

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